今日、母と川西能勢口の喫茶店でコーヒーを飲んだ。折りしも川西市は選挙シーズンの真っ最中。町中至る所に街宣車が走り、街頭演説はまさに花盛り。店内のBGMが無粋な選挙騒音にかき消された。同じテーブルで座っている母との会話も時々聞こえなくなるほどだ。市議選挙とはいえ30人定数に候補者が35人、7人のうち6人が当選するような選挙など出来レース以外の何者でもないが。
母「よっちゃん、あの人確か何と言う名前だっけ?えーと、坊主頭に鉢巻つけた写真のポスターの人」
私「村上裕章?」
母「そうそう、そんな名前だった。ポスターと街頭演説を聞いた限りでは35人の候補者で一番気合の入った人だった。ああいう若くて元気な人に一度市政を任せてみたいね」
私「お母さん、他の誰に投票してもいいけど彼だけはやめてっ。彼は1年半前に対立市議をひき逃げして3回も辞任勧告を受けるまで議員の椅子にしがみ付いた人だよ。」
母「えっっっ!!!ひき逃げ事件の話は知っていたけど彼だったの!!?それでもまた立候補する訳?!!」
私「それだけじゃないのよ。元々は京都の人だけど当選しやすそうな地域を探してここ(川西市)にたどり着いた訳で、川西とは縁もゆかりもないのよ」
母「…2重の意味で川西市民を馬鹿にしてるわね」
思い出すだけでも腹立たしくかつ恥ずかしいひき逃げ事件。先日被害者の女性市議が街頭に立って村上氏を糾弾する演説をしていた。
五日午前八時五十分ごろ、川西市中央町の市道交差点を歩いて横断していた同市萩原台東二、同市議向井陽子さん(64)が、直進してきた軽ワゴン車にはねられた。向井さんは頭などに約十日間のけが。車はいったん逃走したが、その後現場に戻り、駆け付けた川西署員がひき逃げの疑いで、車を運転していた同市萩原一、同市議村上祐章容疑者(26)を緊急逮捕した。
調べに対し同容疑者は「とっさのことで、何が起きたか分からなくなった」などと供述しているという。
村上容疑者は二〇〇二年十月に初当選し、現在一期目。向井さんは一九九四年十月に初当選し、現在三期目。二人とも新年の行事に出席するため同市役所に向かう途中だった。 (*2004・1・05神戸新聞から)
あぁ本当に恥ずかしい奴。こんなアホがいるなんて信じられない。その上また今度の選挙にも立候補するか。出来レース選挙なので当選する確率は高いだろうが勘弁してくれ。
川西市は今、川西市が「村」だった頃から住んでいる地元住民と近年移住してきた新住民がせめぎ合っている。その軋轢が表面化したのが16年前の前市長汚職事件だ。それ以後も地元民と新住民はお互いに対する不信感がぬぐい切れないまま不協和音を発し続けている…私にはそう思えてならない。